用意するもの
牛乳パック10個、セロハンテープ、布製テープ、はさみ、キルティング、ウレタン、ラップ等の芯またはうすでのダンボール、ボタン付け糸、ミシン、メジャー、大き目の輪ゴム、サインペン




制作・撮影協力「リサイクル教室」(東京)

(1) 牛乳パック10個を左図のように切り開く。牛乳パックの重なる角を切り開く。底の部分を切り取らないように注意する。

(2) 開いた牛乳パックの注ぎ口部分を写真のように四辺とも三角に切り取る。(注ぎ口の合わせ目の部分は切り取らずに上部中心より三角になるように切る)
(3) 牛乳パック10個とも半分になるように切ってください。半分とは注ぎ口の下から底の部分までの半分のことです。多少牛乳パックによって違いがありますが目安は折り目から9.7cmのところ。 

<参考>「正座いす」の高さは、無駄なく全てを使うという考え方から1本の牛乳パックの半分にしましたが、もう少し高さが必要な場合は一度半分で作ってみて、高さを決められることをお勧めします。その場合、牛乳パックは倍の20個が必要になります。

 



1. 半分に切った牛乳パックの上の部分で三角柱を作り、テープで止めて注ぎ口の三角部分を折ってテープで止める。

2. 作った三角柱の空いている側に残り半分の牛乳パックの底がくるように巻きつけテープで止める。その際に三角柱の側面 が2重になっている面が4重になるように外側にくる牛乳パックをまきつける。



3. 外側の牛乳パックを巻きつけるときに内側の三角柱の側面を写真のように内側に曲げると外側の牛乳パックがきれいに巻くことが出来る。残りの牛乳パックで10個作る。


4. 上記でつくった三角柱3個を底の付いている部分の辺が全部外側になるように重ね合わせ、テープをきつめに巻きつけて台形を2つ作る。大きな輪ゴムを使い仮止めすとテープが巻きやすい。


5. 残りの4個を2個ずつに分け、ひし形に重ね合わせてテープでつなぎ合わせる。底の付いている部分の辺が全部外側になるようにする。


6. 作った台形2個とひし形2個を組み合わせる。写真のように三角柱を作ったときの4重になった面 が外側の面にくる。また、内側のどの面も組み合わせると4重になる。


7. 亀甲形になったら、横側全周囲に布製テープを巻き固定。その際、輪ゴムの大きなものがあれば便利。

8. このままでも加重には充分耐える強度はあるが、より頑丈にしたい場合はラップの芯やダンボールを三角柱の高さに切り、全ての中に入れて補強する。その場合、中でラップの芯やダンボールが動かないように注意する。 


9. 横側全周囲にガムテープが巻き終わったら、底の部分を中央に重ね合わせて、布製テープを貼り、固定する。牛乳パックの底の面 がそのまま「正座いす」の上側になる。


後半・キルティング縫製は次回で紹介。