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  発達も個性もそれぞれ違って当たり前だと思うけど

発達も個性もそれぞれ違って当たり前だと思うけど赤ちゃんが生まれて、1カ月、3カ月、6カ月と検診を受けていくにつれ、多くの母子に出会います。同じ月数の子どもたちの動きを見ていると、自分の子の発達が気になってまいります。それに追い打ちをかけるようにお医者さんや看護婦さんの言葉で、気になっていることを指摘されると“やっぱり”と思ってしまったり。

私のところの孫も先日1歳半の検診に行ってきました。

「指さしをしますか」「話せる単語はいくつぐらいですか」等細かいことを沢山聞かれたようで、帰ってきて「そんなこといちいち数えていないものね」「指さししないのが遅れているように言われちゃった」「でも最後に『うまく育っていますね』と言われちゃった」とか、ひとしきり思いのたけを話していました。軽く言われたのかも知れない先生方の指摘も気にかかるし、他の子どもたちの動きと比べて「これは早いかな、言葉は少し遅いかな」など気を揉んでいるようでした。

未熟児で生まれ、ミルクを制限されてひもじい思いをしながら、健気に頑張って育ってきた孫が、少しやることが平均より遅いからといって一向に気にならないと言うのが今のところの私の感想です。「大丈夫よ。身長も、体重も順調に伸びているし、なんと言ったって、この子の仕種の可愛らしいこと。なにも心配ないよ」と娘に言っています。

一人ひとりの心身の発達も個性もそれぞれ違って当たり前なんですものね。

治療や手当てを必要とすることがあれば、早速対応しなければと思いますが、1カ月歩くのが早くても遅くても、どうってことないと私は思うんですが…。

いろいろな大人がいるように、いろいろな子どもがいるんでしょう。ありのまま、そのまんま受け入れて、抱きしめてあげましょう。安心してきっと素晴らしい笑顔が返って来ますよ。