育児から育自       

  遊びたい時に、遊びたい子と遊びたいことをする

私のところにくる相談電話で件数の多いものの1つに「子どもにお友だちが出来ない」ということがあります。今日もそのことで電話がありました。幼稚園の年少の時は元気で明るい子だったのに、年中になって元気がないと思っているうちに、幼稚園から帰ってもすぐ外へ行くこともなく「お友だちいるの?」と聞いてみても「いない」と言うばかりで心配だということでした。

近所では遊ぶ子もいるようだが、その時だけという感じだし、様子を見ていると大きな声をだしていばったりしていて、だから友だちが出来ないのかと思ってしまう、というお話です。

子どもの世界は大人が思うより自在で、今日の仲良しに明日遊ばないと言われたり、今日は遊ばないと言っても明日は「遊ぼう」と誘われたりするものです。本来そうある筈の子どもたちの関わりが、大人の思惑や干渉があって自由でなくなって来ていることは気になるところですが、子どもたちには、遊びたい時に遊びたい子と遊ばせたい、遊びを遊ぶ喜びを充分味わってもらいたいと思うのです。

急に閉じこもるようになってしまったのには、いろいろ原因があると思うのです。体の調子が悪いとか、気になることがあるとか、仲間はずれされているとか、子どもの変化にいち早く気付かれたお母さんが、子どもの一番の理解者であり、子どものことがわかってやれる人です。

安心してお母さんの腕の中で心にたまっていることを吐き出して甘えてもらえるように、抱き締めてやることもとっても良いなぁと思います。

でもこの頃気になることは、子どもたちがけんかをしたり、仲直りしたりという、少し深く関わっていける友だちが少ないのではないかと思うのです。