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無意識な自分を意識してみよう
  日々の暮らしの中で、一人の母として、妻として、そして一人の人間として、20年近くの出会いや関わり合いを通じ“わたしってどんな人? ”という素朴な疑問を持つことから自分自身を見つめ続けた村山美都子が、命の不思議さを学んだ自伝的なエッセイ。いま人間関係が希薄になってきた世の中で、家族の関わり、地域での人間関係を見つめ、新たな自分を発見してみませんか。
新潟県松之山「美人林」 ・PDF 如月3.3MB 水無月3.3MB 霜月3.3MB
くらしのこころ学全国協議会 顧問 村山美都子(むらやま みやこ)



『私っていったいどんな人間なんだろう!』

そんなことを考えさせられた未だに忘れられない出来ごと。

それは23年前のことでした。当時8歳の息子がお友達の家に遊びに行き、お菓子を頂いて帰宅した時のこと、分けることもせず一人で食べるのを見て何で自分のことしか考えないのだろうと一瞬困った思いになりました。このことを親しい友人に何気なく話した時「それは貴女が悪いのよ『お母さんはいいから食べなさい』と、いつも分けあう生活をしなかったからよ」と、全く思いもよらない言葉が返ってきたのでした。本当にその通 りだったので、私は何も考えず毎日無意識に生活していたことを、その時思い知らされたのでした。それ以来多くの方の生き方や考え方を学びたいと思うようになり、毎月地域の人をお互いが誘いあって智恵の交換の場をつくり、今日まで続けてまいりました。毎回何気なく話してくださる日常生活の内容は、びっくりすることの連続でした。深い悲しみや苦しみを胸の奥に秘めた話などは墓場まで持っていくつもりだったという方に、何人もお会いし親しくなっていきました。そして、私自身が成長させていただけた意義深い場となりました。

回数を重ねる度に、かけがえのない数え切れない大切な友を得ることができたこと、その友の輪は今も広がり続け、私の人生を豊かなものにしてくれています。人から人へと声をかけあい集まり学びあったことで、『親の無意識な心が子どもの人格になり親の無意識な行動が子どもの人生になる』という命の不思議さを学ぶことができました。

ここに私が学びあいの場での出会いや実感のほんの一部が平成9年から12年までの3年間くらしのこころ学全国協議会機関紙「こころメッセージ」に連載されたものです。

第1回 無意識な自分を意識してみよう
第2回 子どもの全てをそのまま受け止めた母親
第3回 「わたし」の母性に目覚めたー遍の詩
第4回 『本当の自分』でいられるところは…
第5回 朝は−日の始まり、そして人生のスタート
第6回 生活の中で大切にしなければいけないこと
第7回 なにげない「思い」や「言葉」の怖さとは
第8回 あなたは夫や妻に何を求めていますか?
第9回 子どもの人生は親の生き方、思い方しだい
第10回 人が人として生きていくこと
第11回 「子供の幸せ」親として何をしていますか?
第12回 人は誰でも安らげる場所を求めて生きている
第13回 生活の中で育てる子どもの自立心